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P-51D制作解説

はじめに
TEXT Nakazawa

まず始めに、組み上げる仕様を決めます

脚の状態
●飛行時の状態(脚を引き込んでいる状態)
●着陸時の脚を固定している状態
●脚が引き込むようにする(可動する)状態
キャノピー
●コックピットが見えない状態
●コックピットが見えないがキャノピーが移動できる
●キャノピーを透明にする(透明フィルムを使います)
●キャノピーを透明にし移動できる(解説にはありませんが努力次第で可能かも)
機銃メンテハッチ
●開くか開かないかそれは右か左か
増槽(ドロップタンク)
●付けるか付けないか

特色のシルバーについて
傷が付きやすく傷が付くとフォローが難しいので、きれいなカッターマットを使いましょう。
エッジの色塗りはちょっと暗いくらいのグレーで塗ると良いでしょう。

キット意外に用意する物
針金
0.5、1、2mmピアノ線、真鍮線など手に入るもの何でも良いのですが、必要な部分には固いものが必要です
厚紙
0.5、1mm程度のもの
透明フィルム
キャノピーを透明にする方、OHPフィルムの薄いものが手に入りやすいでしょう
薄紙
コピー用紙やチラシ紙など巻き付けやすい厚さの物

いろいろありますが、下の文を参考にして各自のアイデアで使いやすい材料、方法にて制作しましょう。後は焦らずのんびりやる事が大事です。

以下はキット上にある解説(Assembling Instructions)を日本語にした物です

1-31 胴体

「1」のキャビンを制作、側面は前後のフレーム「3」「4」に沿わせるよう紙に曲を付け、下床に補強材「2」を接着。
フレームの「3に3a」と「4に4a」を接着。前後に接着。
部分「5」と「6」は、厚さ1mmの厚紙に接着、その後この部分を「rys.1」を参照して接着。
側面をフレームのエッジに「a」と「b」がタブになるようにフレームを接着。
接着ベース「9」にコントロールパネル「7」とラダーペダル「8」をキャビンの内側に接着。
残りキャビンパーツは後で接着。

タブ「10」は、「3」フレーム下のエッジに接着。
外板「11」は、紙に癖を付け、タブ「11a」、タブ「11」を接着して、キャビンを包む。
パーツを仮組みした後に接着:
フレーム「3」上のエッジ中央に合わせゆっくり接着、その後「4」のエッジ下側より合わせて接着。
ボディ・シェルは、順序を間違えないように。

注:フレームでパーツ一枚で表現されたパーツはは、0.5mm厚紙を接着。

また、外板を接着する仕組みは「rys.2」を参照:
リング状にしたパーツ(例「12」)に、タブ「12b」を接着し、フレームに厚紙を当てた「12c」を部品「12」のエッジに合わせて接着、ズレを防ぐために厚紙にて「P」制作し、フレーム中に通す。(訳注:14mm×110mm程度、2枚)
次に来る外板パーツと接合するために、出ているタブ「b」に適当な間隔で切れ目を入れ、軽く折る。
以上の方法で、部分12〜13を制作:
タブ「13b」を折り、「14」を取付ける。
リング状にした「15」を「13c」のガイドラインに接着し「15a」をエッジに接着する。
クーラー・インレット「16」は、色のついた面を内側に「13c」に描かれたガイドに沿わせた形にする。
次に、「13c」に接着。その前面に「17」を接着。
「18」に「18a」「18b」を接着、その後フレーム「18e」と「18a」を合わせて下側より接着、「18c」を接着。
クーラー・アウトレット「19」を仮組み後接着。
フレームの後「18f」を取付け、前方のキャビンに取付けた後、「20」を接着。
リング状の「21」にフレーム「21b」「21c」を入れ接着。
注:つなぎ目に矢印を合わせる。
フレーム「21b」は接着位置「22」と「25」を分けている線で接着。
パーツ「22」をかぶせるように(幅の狭い方が後ろ)接着する、中心から接着を開始する。
アンテナは「rys.1」を参照して針金の「G」を「21c」に「21d」を用いて接着し、「22a」を被せ接着する。
組立てた物を本体に接着する。
クーラー・アウトレット「23」と「24」「24a」を組立てます。

胴体最後の部分「25」に尾車輪が入る。
「rys.1」のように「26-30」を組立てると引き込みます。
しかし、飛行時のモデルを組立てるのであれば必要ないでしょう−翼と車輪の記述を見てください。

「26」は内側がカラー面、十字の印は組立て時の軸の位置です。
「26a」は側面の補強に使う、軸の位置を合わせて接着。
図Aを参照して8本で7mmになるように針金にて加工し、「26」に「27」「28」にて取付ける。
「29」「30」に小さい穴をあける。
ブロックのように貼り合わせた後側面を整えて軸の穴を開けます。
ブロックの側面から垂直でズレがないように。
長さ10mmの針金を利用してズレがないように。
針金に次のブロックを通し接着する。
「29」「30」を針金を利用して接着する。
記述されたように、軸の垂直を確実に。
針金を外さずに、「B」のよう0.5 mm経の針金を制作し固定する。
「31a」「31b」を使い丸めて直径12 mmの車輪制作する。
接着剤が乾いたらサンドペーパーにて形を整え、黒く塗る。
「31」を車輪中心に接着。 準備した支柱に車輪を取付けます。
「26」に制作した「29-30」を取付け、「25」に接着後、胴体に接着。

32-39 ラダー 「32a-e」を重ねて接着して芯にして、昇降舵「33」を組み立てる。
そのユニットを胴体に接着。
「34」「35」を組み立てる。
「36-36b」は、「34」「35」の上で曲を付ける。
「37」からは図を参照して組み立てる(歪みに注意)。
40-75 翼と脚

ここで模型製作者は、この文の終わりにある「補足」を読んでください。
制作していく上でどのモデルにするか決めて下さい。
最も簡単なのは、飛行時のモデルです。 このタイプでは脚が必要ない、尾車輪の「25」のカバーを開口しない、「46-49」も切り離さない。最も難しいものは、格納式の脚をもつモデル。中間の典型的なバージョンの脚は、固定する。

選んだモデルに対する準備をする。翼フレームになる「40」「41」を組み立てる。
フレーム「40」は、歪まないように注意する。
注:「41」で「z」と記入されたタブは後で150°に折る−そのために折り目を入れておく。
「42」に1-1.5mmの厚紙を張り角度を付け組み立てる。

脚を出したバージョンは「46-49」の4つのパーツに切り分ける。 
翼の中心の部分「46」とタブ「43a,b」「50a,b」を取り付ける。
翼外版を曲げる。
前エッジは、パーツ中央部分を半径で1 mmから付け根側3 mmに曲げる。
他の翼表面は、平面を残す。
機械銃を制作。
0.5 mm直径の針金のまわりに「53-55」を巻き付け接着。
銃身は、クランプ「56」とともに翼に接着する。
銃身ガードを取付けるための注意。
前縁エッジの0.5 mm上。
「57」は突き出ている銃身のガード。
接着剤が乾くまで仮止めをしておく。
翼とフレームを接着する−
下面の後端を「z」に合うように置き、フレームを「-/-/-/」以外を接着しなさい。
次に、翼の下側に「z」を曲げなさい。

次のステップは、選ばれた車輪位置による。

飛行時のモデル。
先に述べたように接着したあと、接着を進めて、閉じなさい。
胴体に組み立てた翼を接着しなさい。

固定された脚のモデル。
先に述べたようにその翼を閉じなさい。
脚庫「62-65」を組立てる。
脚庫の間の、「5」を胴体に残します。
フレームとタブを使って翼に、脚庫を接着しなさい。
「62a-d」「64a-d」とくさび形の「43c」「50c」を接着。
2つの立方体をコルク(寸法10x15x25mm)にて制作、フレームと外板の中と脚庫の終わりに取り付けて、接着する。
その立方体にドリルにて3.5-4mm直径の脚柱の穴を開け、胴体とその翼を取り付ける。
部分に穴をあけるには:胴体軸に垂直で、フレーム「3」に平行して、(「11」と「1」の外板に合わせる)。
針金(1 mmの直径)にて脚柱の芯を「D」を参照に曲げる。
「58-61」が曲げた針金の上に接着する。
注:「58」の上の部分は脚柱を固定する時に必要なので切り離さない。
「rys.3」を参照して車輪を作る。
「66」をリング状にする(印刷された面を内側に)、内側に「67」を接着、ディスク「68」を接着。
注:「68」は正確に切りぬく、不正確だと車輪の仕上がり寸法に影響する。
「66」のまわりに、「69a-f」を巻き付けるように番号の付けられた順に接着。
接着剤が乾くのを待ちサンドペーパーにて削り形を整え、黒く塗る。
1 mmの針金のまわりに薄い紙(幅9 mm)で直径3 mmのパーツを作る。
「68」に外側0.5 mm、内側に1.5 mm出るように差し込み接着。
円錐状にした「70a、b」とリング「70c」を接着。
車軸に組み付けた後に、「71」、「72」を接着。
以前に切り取った「47」、「49」に「47a」、「49a」をそれぞれに接着、「73」を使い翼に取り付ける。
クランプ「74」と「75」を図を参照に接着。
「48」に「48a,b」を接着。
「48」を曲を付けながら翼の取付位置の側面に取り付ける。
「48 c、d」の支柱を取り付ける。

引き込む機構を持つモデル。
翼の外板を接着する前に(上記の説明)、引き込む機構に変更する。
幅60 mmの紙で内径3 mm外径5 mmのパーツを作る。
そのパーツの片側に直径10 mmまで紙を巻き付ける(幅18 mm)。
接着剤が乾いた後、図Cのようなパーツを作る。
その際にパーツ「X」を利用する。
図Cのように斜めの表面に+30°と-30°の左右対称になるように溝を切る(1x1mm)。
溝に入れた針金がパーツ「C」の軸に対して100°であることをチェックします。
用意したパーツ「Y」は、上記のチェック利用する。
溝から針金を90°ずらした時パーツ「C」の軸は角度85°になる。(パーツ「Y」を使ってチェック)。
脚は、前記のように制作する。
その上に直径0.3-0.5mmの針金にてパーツを「L」と「R」用に制作しハンダ付けする(図「E」を参照)。
「D」に「58-61」を接着。
「58」の上の部分を切り離す。
「E」にゴムを通す。
ゴムの強さはは、「図面4」で示すような負荷の35グラムより少ない力では動かないように。
フレームに仮組みし動きをチェックする。
脚はテーブルに対して垂直。
翼外板を閉じ、先にあるようにホイールと脚カバーを取り付ける。

76-80
エアインテークとクーラー
タブ「76b」をフレーム「76-76a」に接着する、その後「77-77a」を組立てる。
図に従って本体に取付ける。
「78」はリング状に組立てる。
「79」は、印刷面を内側にし、「78」内側に接着する。
フレーム「80-80a」を「79」取付ける。(矢印が上)
全部のパーツを取付ける。
81-85 翼のフェアリング 組み上げた翼と胴体の間にフェアリングを接着。(図を参照)
86-100 キャビン一式

「rys.1」に従って「86-92a」を接着する。
閉まったキャビン: 「93-100」からガードを実行しなさい。
開いたキャビン: 「93、94」が胴体に接着するフェアリング。
「95-100」が動く。 この時、タブ「93a」は不要。
「100」を「95b」のフレームとして接着する。

透明なキャノピーは「H」を薄く透明な物に置き換え「94、95a、99、100a」にて組立てる。 「99」は、「H」と1-1.5mmずらす。

方向舵からパイロットのヘッドレストまでキャノピーの穴を通してアンテナを引く。

101-109 プロペラ 1mm直径の針金の上でブレードの芯になる「101」を幅の狭い方からきつく巻き付け接着。
接着剤が乾く前に、針金を外して隙間のある側より30mmをプライヤーで潰すに。
「102」「103」はわずかに膨らむ。
芯を8-10mmの出して「102」に巻き付ける。
「103」をエッジに接着剤塗り接着すると同時に右に30°ひねる。
「104」に「105」(4つ)と貼り合わせた「106」を接着する。
「106」は半円の切抜き端に合わせて接着する。
ブレードは「106」へ接着する
(「103」前から見え、左から30°ひねった位置になる−rys.1参照)。
「108」のプロペラ先端を接着。
貼り合わせた「109」は、プロペラ先端に接着する。
プロペラの軸に0.3 mm直径(長さ60 mm)の鋼の針金を用意。
針金の片側に薄い紙(幅25 mm)を巻き付け接着し、3 mmの直径にする、それを「106」「109」の穴に接着する。
その片側に長さ25 mmチューブ(外の直径4 mm)を入れ端を閉じrys.1を参照して取付ける。
110-115 ドロップタンク 上側(110)と下側は、薄い紙(幅3mm)を少し使使い組立てる−縁はタンクの軸に取付ける。
貼り合わせた「112」に「113」を貼り付け、「110」「111」を接着する。
次に図に従って、それらを翼に接着。
貼り合わせた「115」がタンクをサスペンションになり、スケッチと組立部品図面に従って「114」に取付ける。
116-118 エクゾーストパイプ 「116」と「117」を組立てる。
パイプ「118」は2 mmの針金を芯に組立てる、パーツの側にある図面に従い取付ける。
パイプをわずかに下げる。
119 着陸灯 リング状にした「119c」に「d」「b」を接着し、貼り合わせた「a」を接着する。
「d」左ウイング脚庫(部品にある取付け位置)に着陸灯を取付ける。
120 右翼下の取付け位置にパイロット・チューブを接着。
121, 122 ロケットホルダー 「122」の取付け位置に接着。
そして翼の下に「121」を取付ける。
サポート部品 「43f」「50f」は機械銃と弾薬を翼内側に見せられる。
もしも使うと決めたら、翼の上で、カバーのアウトラインをまず見つける(部分「43e」「50e」同じ形)。
カバー・ヒンジはそのカバーの長い側で切らない。
残りの5つの辺を切りなさい。
カバーを曲がっているようにするには棒をつかるのが簡単。
「43e(50e)」をカバーの内側に接着する。
翼上の表面の形に従って接着した。
フレーム「43 g(50 g)」は「43 f(50 f)」に重ね、翼の形に従って内側より取付ける。
  解説した組立て方は単純である、しかし、正確で大切です。
他のやり方でも順序を飛ばしたり変える事は進められない。
順序を変えるためには自己技術の評価が重要になる。

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